『ドーソン咬合理論』に基づく
噛み合わせの診断・調整で、
見た目の美しさと、
健康な噛み合わせを両立させます。
当院での噛み合わせ治療
当院の院長は、咬合や咀嚼の治療を専門に手掛ける医師、ピーター・ドーソン(Peter E Dawson,D.D.S)博士による『ドーソン咬合理論』を習得。当院では日々の診療において、この咬合理論に基づいた治療を実践しています。
ナチュラルリセット『ドーソン咬合理論』とは
ドーソン咬合理論では、患者さま一人ひとりの噛み合わせを正しく把握し、症状に寄り添った補綴治療を行ない適切な噛み合わせへと導きます。
噛み合わせを整えることで、顔だけでなく全身の骨格、筋肉などの歪みなどを、自然で健康的な状態へリセットすることが期待できます。
その結果、薬や手術に頼ることなく、頭痛や不定愁訴などを改善できる可能性があります。
この咬合理論を提唱するドーソン博士とは『ドーソンのオクルージョンの臨床(Functional Occlusion)』の著者であり、咬合や咀嚼の専門医として名高い、咬合理論のパイオニアです。博士の提唱する咬合理論と実技スキルを学ぶため、The Dawson Academyには世界中の歯科医師らが在籍しています。
- 咬合理論に基づく診療
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- 複数の多面的な咬合診断と精微なデータの記録・分析
- 咬合診断のデータに基づく治療のシミュレーション
- インフォームドコンセントの徹底、患者さまとの情報共有
- 症例や部位の応じた補綴材料の選択
- 歯型に粘土状のワックスで試作をつくり細部まで微調整
これらはほんの一例ですが、このように具体的に治療をシミュレーションすることで、経験や勘を排除した確実性のある治療計画を、医師自身も治療前にしっかり確認でき、患者さまにもわかりやすい形でご説明、共有できるのです。
噛み合わせの重要性
わたしたちの歯は、上の歯と下の歯が、ちょうどよい位置で噛み合うことで、正しく機能することができます。
- 噛み合わせの役割
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- 食べ物を咀嚼して、きちんと飲み込む
- 会話に際し、明瞭に発音をする
- 歯を食いしばって全身に力をこめる
- 正しい姿勢を維持する
- 集中力を高める
- 歯や顎に過度の負担をかけることなく機能を果たす
このように噛み合わせは多くの役割を担っています。
しかし、数十本ある歯並びのうち、上下左右それぞれの歯が、しっかりと理想的な場所にないと、これらの働きを100%発揮することができないのです。
噛み合わせが悪くなる原因
人の体は生命活動をつづけながら、常に組織が作り替わっています。そのため骨格や噛み合わせ、歯並びも、少しずつ変化しています。もともと正しい噛み合わせであっても、生活習慣や環境の変化、加齢によって、噛み合わせが悪くなることがあります。
- 噛み合わせを悪くさせる要因
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- 歯ぎしり、うつぶせ寝、頬杖などの癖
- 左右一方で食べ物を噛む、荷物を持つ、足を組むなど、偏った力がかかる習慣
- 虫歯、歯周病などによる歯の喪失
- ケガによる損傷、歯の位置のずれ
- 歯の摩耗や破折、詰め物の欠損によって歯の形状が変わった場合
- 歯科治療で高さの合わない被せ物や入れ歯などが入った場合
上記に思い当たる点がありましたら、まずは一度当院までご相談ください。
噛み合わせと全身疾患との関係
噛み合わせは、顎の運動や全身の骨格とつながっているため、相互に影響を与えます。
ですから噛み合わせの悪い状態でいると、以下の悪影響が全身に連鎖的に引き起こされる可能性があります。
- 噛み合わせの悪さに起因する症状
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- 咀嚼能力の低下、胃腸への負担
- 肩こり、頭痛、不定愁訴
- 歯周病
- 歯の摩耗・破折
- 気鬱
- 他の歯の位置がずれる、歯並びのさらなる悪化
他の診療科を受診したけれど原因が見つからない場合は、噛み合わせを疑ってみる余地があります。
噛み合わせと予防ケア
正しい噛み合わせは、虫歯や歯周病の予防にも役立ちます。
悪くなってから治療するのではなく、悪くさせないために処置を受ける、それが予防ケアです。
歯科医療の進んだ国では予防ケアのために歯科医院へ通う方が多くいらっしゃいます。
噛み合わせ治療も立派な予防ケアなのです。
- 噛み合わせ治療のメリット(予防効果)
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- 一部の歯に余分な力がかかることでの摩耗や破損、歯根・歯肉へのダメージを予防
- プラークコントロールを徹底して虫歯や歯周病を予防
- 歪みのない咀嚼で顎関節症の予防に